Netflix『極悪女王』のあらすじ・キャスト・話題のシーンを紹介!

2024年9月にNetflixで配信が開始された『極悪女王』は、1980年代に一世を風靡した女子プロレス界の伝説的なレスラーたちを描いたドラマです。本作は、鈴木おさむ氏が企画・脚本・プロデュースを手がけ、ダンプ松本を中心に、彼女を取り巻くライバルや仲間たちの友情、戦いを鮮烈に描き出しています。主演には、コメディアンであり俳優としても活躍中のゆりやんレトリィバァがキャスティングされ、彼女が演じるダンプ松本の存在感は、見る者に強烈なインパクトを与えます。

あらすじ

『極悪女王』の物語は、ヒールレスラー(悪役レスラー)として絶大な人気を誇ったダンプ松本と、彼女を取り巻くレスラー仲間たちの戦いと絆を中心に展開します。1980年代、女子プロレスは一大ブームを迎え、その中心にいたのが「極悪同盟」として知られるダンプ松本です。ダンプ松本は、敵味方を問わず過激なファイトスタイルで知られ、そのヒールとしての地位を確立していました。しかし、その裏には、ライバルであり盟友でもある長与千種との複雑な関係や、自身の内面的な葛藤が描かれています。

特に物語のハイライトは、ダンプ松本と長与千種が繰り広げた「髪切りデスマッチ」の再現シーンです。このシーンでは、敗者がその場で丸刈りにされるという過酷なルールが設定され、劇中でも非常に緊迫感のある展開が繰り広げられます。

キャスト

本作のキャストは非常に豪華で、各役者がそれぞれの役柄に深く入り込んだ演技を披露しています。

  • ダンプ松本(演:ゆりやんレトリィバァ) ゆりやんレトリィバァは、本作でダンプ松本を演じるために40キロ以上の増量を行い、当時のレスラーとしての迫力を見事に再現しています。コメディアンとしてのユーモアとは一線を画した、シリアスで迫力ある演技は、多くの視聴者から称賛されています。彼女が演じるダンプ松本は、ただの悪役ではなく、内に秘めた苦悩や葛藤を感じさせる深いキャラクターとして描かれています。

  • 長与千種(演:唐田えりか) 長与千種役を演じる唐田えりかは、可憐でアイドル的な一面を持ちながらも、リング上では強靭な意志と闘志を持つプロレスラーを体現しています。彼女の演技の中でも特に注目されたのが、実際に髪を切る「髪切りデスマッチ」のシーンで、唐田自身が役に対して全身全霊を捧げたことが伝わる熱演でした。この作品で彼女は、女優として再スタートを切る重要な一歩を踏み出しました。

  • ライオネス飛鳥(演:剛力彩芽) 長与千種のパートナーであり、クラッシュ・ギャルズのもう一人のメンバー、ライオネス飛鳥役を演じた剛力彩芽は、プロレスラーとしての強さとともに、仲間に対する情熱や友情を見事に表現しています。彼女も唐田同様に、体重を増やし、体を鍛え上げることでレスラーとしてのリアルさを追求しました。劇中で見せるパワフルな技や、細やかな感情表現は、視聴者を惹きつけます。

話題のシーン

『極悪女王』には、プロレスファンのみならず、多くの視聴者の心を掴んだシーンがいくつかあります。その中でも特に話題になったのが、前述の「髪切りデスマッチ」です。実際に髪を切るシーンは、単なる演出にとどまらず、唐田えりかの役者としての覚悟が強く感じられる場面です。撮影前にスタッフから「本当に髪を切ってしまうのか」と心配されたものの、唐田は「リアルに丸刈りにしないと、このシーンの迫力が出ない」と自ら進んで挑んだと言われています。

さらに、ゆりやんレトリィバァがダンプ松本として行う過激なプロレスシーンも大きな見どころです。チェーンやフォークを使った残酷なファイトスタイルがリアルに再現され、当時のプロレスファンにとっても感慨深いものとなっています。

また、クラッシュ・ギャルズの結成や、彼女たちがアイドル的な人気を博していく過程も描かれ、80年代の女子プロレスブームをリアルに再現しています。この点では、プロレスシーンだけでなく、当時のファッションや音楽なども忠実に再現されており、ノスタルジックな雰囲気を楽しめます。

ネットでの反響

『極悪女王』が配信されるやいなや、SNSでは作品のクオリティやキャストの演技に対する賞賛の声が多く上がりました。「ゆりやんがダンプ松本を完全再現している!」「唐田えりかの髪切りシーンは圧巻」「剛力彩芽のライオネス飛鳥も素晴らしい」といったコメントが飛び交い、特にプロレスファンからの支持が熱くなっています。

一方で、過激なバイオレンスシーンやリアルな流血描写があるため、視聴する際には注意が必要という意見も見受けられます。しかし、その過激さもまた『極悪女王』のリアルさを追求するための重要な要素であり、作品全体の深みを増しています。

まとめ

Netflixオリジナルドラマ『極悪女王』は、80年代の女子プロレス界を忠実に再現し、キャストの迫力ある演技とともに視聴者を圧倒します。特にゆりやんレトリィバァと唐田えりかの演技は注目に値し、プロレスの過激さと、登場人物たちの人間ドラマが見事に融合した作品です。プロレスファンはもちろん、当時を知らない世代の視聴者にも新たな感動を与える一作となっています。

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