俳優・谷原章介さんの長男、谷原七音さん(20歳)は、「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞し、大きな注目を集めました。
「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」は、未来のスターを発掘するための大きな舞台。
その一次審査で七音さんが披露したのは、なんとピアノ演奏!
七音さんは、これまでピアノの経験がなく、音符を読むこともできませんでした。
しかし、コンテストの自由パフォーマンス審査での披露を決意し、短期間で猛特訓を行いました。
その結果、見事に「The Song for My Brother」を演奏し、審査員や観客から大きな拍手を受けました。
音符も読めないのに演奏に挑戦した理由
「音符も読めないのにどうして?」と思いますよね。
でも、七音さんにとってこの挑戦には大きな意味があったのです。
七音さんは「自分の殻を破りたい」と考え、新たな挑戦としてピアノを選んだそうです。
ここで、音符が読めないのに楽器を弾くというのがどういう状態なのか、説明したいと思います。
私も学生時代、マンドリン部に所属していたのですが、音符がすらすらと読めませんでした。
そこで、配られた楽譜に、ドレミを全て書いていきます。
当然、音を出してみるまで「ミ」がどんな音なのか、「ミソド」がどんな音程なのか、弾いてみるまで全く分かりません。
楽譜を見て音を想像することができないため、弾ける人にメロディを録音させてもらって、聞きながらイメージしていました。
マンドリンは、そんな複雑な和音が出せないので、一度覚えてしまえば困ることはなかったのですが、
ピアノとなると、たくさんの和音が出てきたり、10本の指を複雑に動かしたりと、未経験で演奏するのはかなり難易度があがるかなと思います。
両手が同時に動かせず挫折する人も多いようですからね!
谷原章介さんは、高校時代ヘヴィメタルバンドを組んでいたようなので、七音さんも何かしらの音楽経験はあったのかもしれませんが、だからといってピアノ・ソロは、簡単にできてしまうものではないと思います。
そのピアノ・ソロに挑戦したというのは、単純に「すごいなあ」と思います。
「二世」ですから、やり方によっては、苦労せずにデビューすることも可能だったかもしれません。
しかし、それではいけないと本人なりに感じたのでしょうか。
殻をやぶって、実力でやっていくんだという、決意を感じます。
「The Song for My Brother」はどんな曲?
七音さんが弾いた「The Song for My Brother」(邦題:「兄のための歌」)は、韓国ドラマ『愛の不時着』の劇中で使用された楽曲です。
作曲はナム・ヘスンとパク・サンヒが手掛け、編曲はREOが担当しています。
この曲は、主人公リ・ジョンヒョク(演:ヒョンビン)が亡き兄のために作曲したという設定で、特に感動的なシーンで流れることで物語を大きく盛り上げています。
この曲、聴いたことがある人も多いかもしれませんね。
美しいメロディーに、聴いていると胸が締めつけられるような気持ちになってきます。
そんな難しい曲を、七音さんは一生懸命に練習して演奏しました。
この楽曲は、ドラマのオリジナル・サウンドトラック(OST)として公式にリリースされており、各種音楽配信サービスで視聴可能です。
さらに、韓国ドラマで使用されたクラシック音楽を集めたアルバム『韓国ドラマのクラシック』にも収録されています。
YouTubeでは、この曲のピアノ演奏動画が多数公開されています。
素敵な曲なので、是非聞いてみてください!
曲の難易度は?
「The Song for My Brother」のピアノ演奏難易度は、編曲やバージョンによって異なりますが、一般的には中級から上級程度とされています。
例えば、Piascoreで提供されているピアノソロ譜は中級レベルに設定されています。
一方、MyMusicSheetで公開されている別のバージョンは上級者向けとされています。
我が家の小学生の娘は、ピアノを習っていて、最近中級レベルに入ったところですが、この曲を演奏するとなったら、・・・できるかな?とちょっと心配になってしまいます。
小学生と20歳を比べるのもなんですけれども。
演奏するにしても、半年みっちり練習期間は欲しいところです。
七音さんは未経験からのスタートということですが、元来のセンスと指先の器用さはもっているのだろうと想像されます。
また、努力家であることは言うまでもないですね。
愛の不時着について
ちなみに『愛の不時着』ってどんなドラマ?と思う方のために少し紹介しますね。
これは、韓国ドラマの中でも大人気の作品で、韓国のお嬢様と北朝鮮の軍人という、普通では考えられないようなカップルが繰り広げるラブストーリーです。
「The Song for My Brother」はそんな物語の中で、深い感情を表現する象徴的な曲なのです。
七音さんがこの曲を選んだのも、何か特別な思いがあったのでしょうか。
父・谷原章介さんへの想い
七音さんは、父である谷原章介さんに憧れ、芝居に興味を持つようになったと語っています。
今回のコンテストへの挑戦も、父の背中を追いかける形での決意だったのかもしれません。
受賞後のスピーチでは、「この賞をいただいたことを光栄に思います。このコンテストですごく成長できた。これからも道は続いていくので、今後の人生に生かしたい」と述べ、今後の活躍への意欲を示しました。
誰が見ても分かるくらい、すごく成長していますよね。
それは、単にピアノが弾けるようになった、ということだけではないのでしょう。
新しいことに挑戦したことへの手ごたえ。
ひたむきに練習し、成果が出たことへの自信。
緊張を乗り越え、大事な舞台で演奏したことによりついた度胸。
たくさんのものを、得たのだと思います。
まとめ
谷原七音さんが音符も読めない状態から挑んだピアノ演奏は、技術だけではなく、「本気で伝えたい気持ち」が表れていたかのようです。
選曲も素晴らしく、多くの人に、曲の感動を伝えることができました。
殻を破り、新たな一歩を踏み出した七音さん。
これから七音さんがどんな活躍を見せてくれるのか、とっても楽しみですね!
引用元一覧
- mdpr.jp
- 記事:「谷原七音、『第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でフォトジェニック賞受賞」
- URL:https://mdpr.jp/news/detail/4436310
- daily.co.jp
- 記事:「谷原章介長男、ピアノ未経験から『愛の不時着』の楽曲を演奏」
- URL:https://www.daily.co.jp/gossip/2024/11/24/0018376176.shtml
- mymusicsheet.com
- 楽譜:「The Song for My Brother」のピアノ演奏難易度と楽譜提供情報
- URL:https://www.mymusicsheet.com/ja/poon/117160
- store.piascore.com
- 楽譜:「The Song for My Brother」ピアノソロ譜(中級)情報
- URL:https://store.piascore.com/scores/70358
- kokomu.jp
- 記事:「『愛の不時着』劇中使用楽曲の背景と作曲者情報」
- URL:https://www.kokomu.jp/sheet-music/4601
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