目黒蓮さん主演のドラマ「海のはじまり」第4話より、
生きるヒントをお送りしていきます。
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今回は、
弥生を苦しめた【普通】
普通の考えに馴染めないときの対処法
について書いていきたいと思います。
妊娠した弥生に、中絶するのが当たり前かのように話す彼氏。
「手術はいつするの？早い方がいいんでしょ？お金は全額出すから。普通だよ、ちゃんと責任取らせてよ。」
「いい選択だと思うよ、普通に仕事続けてキャリア築いてさ、お互いのいいタイミングで、普通の順序でちゃんとした家庭築こうよ、ね？」
望まない妊娠をしたらお金を出して中絶すること、キャリアを築いてから出産することが、彼の【普通】のようです。
弥生は社会人３年目頃と考えられます。妊娠したのにキャリアを優先することが【普通】なのかというところは、議論の別れるところではありますが、たしかに、彼氏のいう【普通】のプランを希望する人は、たくさんいるでしょう。彼氏も、弥生と別れ、そろそろ普通の家庭を築く頃かもしれません。水季の普通じゃない選択が際立ちますが、そこに良い悪いはありません。
ただ、【普通】の道を選ぶことが幸せとは限らないし、【普通】の価値観に苦しむ人も一定数いるのは間違いないでしょう。彼の言うところの普通の人生を歩みたいかどうか、弥生の気持ちも聞いてあげて欲しかったですよね。
彼の反応を見て、「やっぱ今日仕事しようかな、大事なときだし」とパソコンを取り出し、弥生はコーヒーを注文しました。
すると店員がなんと、「ノンカフェインコーヒーでよろしいですか？」と、当たり前のように聞いてきます。(ノンカフェインが置いてあるなんて素晴らしい！)
妊婦はカフェインを取りすぎないように注意しなければならず、ノンカフェインコーヒーが望ましいのですが、中絶をする方向で話が進んでいる弥生は「普通ので」と答えます。店員は、ブレンドコーヒーのことか確認します。
ブレンドコーヒーは、【普通】の象徴、そして、出産を諦めることの象徴でした。
その後、テーブルにブレンドコーヒーが置かれますが、まだ諦めのつかない弥生はパソコンをしまい、口をつけずに店を出ました。
現代では、ノンカフェインのドリンクも豊富にありますが、おもてなしされるときに、当たり前のようにブレンドコーヒーや緑茶が出てくることはまだあります。私は眠れなくなる体質なので、15時以降はカフェインはとらないようにしているので、喉乾いたなぁ、と思いながら我慢するか、もしくは我慢できずに口をつけ、眠れなくなったりすることもあります。
しかし1番良いのは、カフェインは飲めないことを説明することだなと思っています。説明することはお互いなかなか面倒なのですが、今後も付き合いがある人はもちろん知っていてもらいたいし、今後付き合いがない人でも、そういう人もいるということを知ってもらうことで、他の誰かの役に立つこともあるかもしれません。
コーヒー一つとっても、普通か普通でないかの線引きが世の中には存在します。【普通】じゃない立場になったとき、自分さえ我慢すれば…と思いがちですが、そういうときは、【普通】じゃない他の人のためなんだ！という口実を作り、理解してもらう方向で動いてみるのも良いのではないでしょうか。
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