夏は、実の父に電話をかけて再会を果たします。一方、弥生は、海のことばかり考える夏に複雑な気持ちを抱いている第8話。
人にはそれぞれ役割がある
再会した夏の父は、「やめてね。愛してたかどうかとかそういう話なしね。産んでもないし自分の子って保証もないだろ、男親なんて。(海だって)お前の子かどうかわかんないよ。」なんてセリフを吐き出し、なかなかの「クズ」と視聴者から評判になりました。
しかし、2人をつなぐ写真館により再会し、夏の愚痴に対して、「面倒くさいよな。」「あちゃー。」「ああ最悪だ。」「隠されてたっていうのも被害者だけどな。」「どうかね。」と、短い返答で、余計なことを言わず、ただただ夏の気持ちを汲み取ってくれました。
そして、俺だって悲しいのに、みんな優しくて辛そうだから言えないという夏の本音に「周りがみんな優しくて、悲しい悲しい辛い辛いっていうやつばっかなのは、しんどいな。その優しい皆さんに支えられてしんどくなったら、連絡しろよ。」と、返します。
ここまで頑張ってきた夏は、クズな父親にだけは、弱音を吐き出すことができたのでした。
立派なだけの父親にはできない芸当です。
結婚には失敗し、子育てもろくにできない父親でしたが、クズにはクズなりにできることがあるんだなと、思わされました。
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