ドラマ『嘘解きレトリック』第7話は、ミステリーの要素がぎっしり詰まった回です!
物語の舞台は、なんと10年前の殺人事件が絡む“幽霊屋敷”。
祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)のコンビが、強盗殺人事件に隠された複雑な謎を解き明かします。
果たして幽霊騒動の裏には何があるのか、そして二人は真実に辿り着けるのでしょうか。
あらすじ
祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)は、いつものようにお食事処『くら田』で昼食をとっていた。
そこへ、疲れた表情の刑事・端崎馨(味方良介)が現れる。
彼は三十三番街で発生した強盗殺人事件の捜査に行き詰まっていた。
その話を聞いていた店主の倉田達造(大倉孝二)は、三十三番街の裏手に“幽霊屋敷”があると語る。
10年前、そこに住んでいた足立画伯が妻を殺害し、行方不明となったという。
以来、殺された妻の幽霊が出るという噂が絶えない。
その時、店員のヨシ江(磯山さやか)が病院にショールを忘れたことに気づく。
鹿乃子は「いつもタダでご飯を食べさせてもらっているので」と、病院に取りに行くことを申し出る。
それを聞いた達造が夕食にサービスの食材を追加すると言うと、左右馬も同行することにした。
病院でショールを受け取った二人は、病室での騒ぎに遭遇する。
『カフェーローズ』で働く女給のリリー(村川絵梨)が、常連客の桐野貫二(黒羽麻璃央)を厳しく問い詰めていたのだ。
一昨日の夜、リリーと貫二は映画を見る約束をしていたが、貫二は現れなかった。
貫二は映画館に向かう途中、三十番街の“幽霊屋敷”で女の幽霊を見て、驚いた拍子に転び、骨折して入院したと説明する。
一方、映画館で貫二を待っていたリリーは、貫二と一夜を共にしたという女性(坂東希)に声をかけられていた。
その女性が貫二を探しているということで、リリーは約束を破った浮気者と腹を立てていたのだ。
鹿乃子は貫二の言葉にウソがないことを確認し、左右馬に合図を送る。
その夜、左右馬たちは“幽霊屋敷”へ向かう。
原作ネタバレ
人の好い貫二さんが、恋人のリリーさんに疑われてしまいました!
しかし、毎回のことですがこれは単なる痴話げんかではなく、事件の糸口でした。
貫二と一夜を共にしたという女性は、実は、10年前に行方不明となった、足立画伯の妻でした。
10年前、妻は足立画伯を殺害し、屋敷の隠し部屋に閉じ込めていたのです。
そして、10年ぶりにたまたま屋敷に戻って来たところ、強盗殺人事件の犯人に出くわします。
犯人に脅された妻は、逆に、「いい隠れ場所がある。」と言い、犯人を隠し部屋に閉じ込めました。
隠し部屋は、中からは開きません。
隠し部屋を開けるためには、天井にある仕掛けを動かさないといけないのです。
妻がちょうど天井の仕掛けを動かそうと高い台にのぼっていたところを、貫二さんは窓から見て、幽霊と勘違いしてしまった。
しかし、妻は、見られてしまったことで、仕掛けがばれてしまうと考えました。
それで、口封じのために、妻は貫二さんを探していたのでした。
鹿乃子が貫二さんを信じ、左右馬が見事な推理で、隠し部屋を突き止めたことから事件は解決しました。
本当はお互い想いあっている貫二さんとリリーさん。
誤解が解けて、思いも伝え合うことができました。
リリーさん、登場シーンではなかなか癖が強かったですが、良い人なんですよね。
2人とも、幸せになってほしいです。
まとめ
今回の事件のカギは、幽霊ではなく10年前に行方不明となった足立画伯の妻にありました。
貫二が見た幽霊の正体や、隠し部屋の秘密が次々と明らかにされ、左右馬の見事な推理で事件は解決。
貫二とリリーの誤解も解け、より一層仲が深まったようです。
ミステリーが深まるほどに明らかになる真実の愛。
左右馬と鹿乃子の名コンビが今後どんな事件を解決していくのか、次回も楽しみです。
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